お盆

【由来】
仏教用語「盂蘭盆」の省略形として「盆」と呼ばれます。
盆の明確な起源は分かっていませんが、古来1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事がありました。
初春の行事が祖霊の年神として、神格を強調されてお正月となり、
初秋の行事が盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれています。
日本では8世紀頃、夏に祖先の供養を行う風習が確立されたと考えられています。

【風習】
●釜蓋朔日
1日からお盆が始まり、地獄の釜が開く日と言われています。
この日から墓参りをしてご先祖様をお迎えし始めます。
故人は山や川にいるとされ、地域によって、山・川から里へ通じる道の草刈りをします。
また、地域によって「地獄の釜が開く時期は、むやみに川や池などの水源に近づいてはいけない」という言い伝えがあります。
●七夕
そもそも七夕は「棚幡」と書き、故人を迎える精霊棚と、その棚に安置する幡を拵える日でした。7日の夕方から、精霊棚や笹、幡などを安置します。
●迎え火
13日の夕方に行う野火の事。迎え火をして以降は、精霊棚に故人が居るとされ、色々なお供え物をします。
地方によっては、故人がいない墓に言って掃除などをする「留守参り」が行われます。
●送り火
16日の野火の事。川へ送る地域では、灯籠流しが行われます。
●盆踊り
16日の晩に、寺社の境内に老若男女が集まって踊るものを言います。
地獄での受苦を免れた亡者たちが、喜んで踊る状態を模したといわれます。